
友人の家で七草粥をいただいてきた。
子どもの頃に「せり、なずな、ごぎょう、はこべら、ほとけのざ、すずな 、すずしろ 、これぞ七くさ」と教わった。
正月七日に若菜を粥に入れて食べる習慣は、平安時代前期の延喜(えんぎ)年間に始まると『日本国語大辞典』にある。のちに災厄を祓い、不老長寿を願うという中国の行事にも影響を受け、今に伝わるらしい。
丁寧につくられたお粥はしみじみと滋味深く、若草の生命力にあやかりたいという古来の人の気持ちがようやくわかるようになった。
お宅を辞して、自宅の最寄り駅を出たのが22時過ぎ。気温は1℃とある。この冬、いちばん冷える夜だ。7℃や8℃くらいの時は「寒いなあ」と思うのだけれど、ここまで気温が低いと、不思議とキンと澄んだ感じがするだけだった。



